利用シーン

通信障害時の対応力、安定性、長寿命に優れた

産業用ルーター「CTL-128」

技術内容・利用シーンのご紹介

弊社産業用ルータの強み

１.通信障害に強く、安定性、長寿命、信頼性に優れている

２.ユーザーマニュアルや使用ガイドの提供、オンサイトサポート、技術責任者が直接対応等のアフタサービスが豊富

３.OEMとODMで培った柔軟性と多様性の提供、市場対応力の強化、コスト削減、専門知識と経験を提供

RS485の知識が豊富な技術者が、CTL-128とPLCを接続時、配線設定、プロトコルの設定、トラブルシューティング、接地と絶縁、デバイスの設定と同期時、お客様の要望に応じて臨機応変にサポートいたします。これにより、産業用ルータとPLCの間の安定したデータ通信が可能になり、システム効率と信頼性を向上させます。

迅速かつ柔軟なカスタマイズが可能！

スマートIoTルーター「CTL-128」

スマートIoTルーター「CTL-128」は、産業用に開発した豊富なプロトコルを搭載可能なルーターで、オープンなソフトウェアアーキテクチャを提供し、迅速かつ柔軟なカスタマイズができるプログラマブルな通信機器です。ユーザーニーズに合わせたアプリケーションを開発して組み込み、利用することができます。また、内蔵のARMv7高性能プロセッサは浮動小数点演算をサポートしています。

【特徴】

[ シリアルポート(RS485)を実装 ]　PLCなど各種産業機器が搭載する工業規格インターフェイスにプロトコルベースで対応可能です。Modbus等に対応したアプリケーションソフトを組み込むことで接続機器の死活監視、遠隔制御をより簡単に行うことができます。

[ グラウトSIM対応可能 ]　NTTドコモ/ KDDI(au) /ソフトバンク回線に自動的に切り替えのほか、クラウドSIM機能にも対応できます。ユーザーが契約されている事業者のメイン回線にネットワーク障害が発生した場合があっても、CTL-128は、そのクラウドSIM機能によって、障害の無い事業者の回線に自動的に切り替えることにより、通信が中断しにくい安定した運用を実現。

[ IoT実装ニーズに応 ]　アプリケーションをお客様が開発してルーターに組み込むことができ、標準装備のシリアルポート経由でのデバイスの制御も可能です。デュアル SIMによるバックアップ回線の設定も可能。

利用シーン

①電力量監視システム

＜システム概要＞

～エコーパワーメータで遠隔から電力の変化をリアルタイムで監視～

エコパワーメータから電力を測定し、取得したデータをLTEネットワークを使って、サーバー[例えば,AWS(MQTT)]に送信することで、電力の変化を遠方に出向くことなく、リアルタイムかつ週単位/月単位で現状を把握することができます。

＜問題・課題＞

通常電力計を目視で検討することで電力量の変化を測定します。電力計の近くにいない場合に電力の変化を把握することはできず、かつ週単位や月単位での累計データを把握することは電力計にメモリーが搭載していなければリアルタイムでの変化を記録することはできません。また、遠方に設置している電力計を検診するには、出張で人件費が増す課題もありました。

＜改善・解決＞

■リアルタイムで電力の変化を把握することが可能！

CTL-128からシリアルボードを使用し、LTEネットワークにてデータをリアルタイムで送信することができる

■纏まった使用料のデータをグラウド上で確認することが可能！

取得したデータはグラウトサーバーで管理しますので、必要な時にいつでもクラウドサーバーにアクセスし、状況を把握できます　　

■遠隔監視ができ、現地へ出向く必要がなく経費を削減！

グラウトサーバーへのアクセスはノートパソコンやスマートフォンのWEBブラウザで行えるため、現地へ出向く必要がなく、遠方出張等の人件費削減につながる

②土壌の温度監視システム

＜システム概要＞

～温度監視センサーで、土壌の温度変化を遠隔からリアルタイムで監視ができます～

温度監視センサーで、土壌の温度の変化を測定し、取得したデータをLTEネットワークを使ってcloudに送信することで、現地に出向くことなくリアルタイムで土壌の温度変化現状を把握することができます。

これにより、農作物に最適な温度を把握、灌漑スケジュールの調整、害虫や病気の発生リスクを予測し、適切な対策を講じることができます。データの蓄積によって、より精密な農業管理、スマート農業を実現することを目指します。

＜問題・課題＞

農家が作物の成長段階の管理には、土壌の適切な温度の把握、適切な水量/水温/水質の変化をリアルタイムで把握することが重要になります。各測定器を設置してそれを検針することができればとても高いレベルの管理が可能ですが、一日中その場にいることは現実的ではありません。従い、環境変化による災害やトラブルの発生に迅速に対応することができにくいため、安定収入を確保しにくい課題もあります。